
旅行調査の世界大手フォーカスライトは2025年11月18~20日、米国カリフォルニア州サンディエゴでフォーカスライト・カンファレンスを開催する。
人工知能(AI)の登場により、旅行ビジネスのあり方が歴史的な転換期にある。こうしたフォーカスライトの現状分析を反映し、2025年の開催テーマは「Game On(試合開始)」となった。
フォーカスライト・カンファレンスでは、これまで25年間以上、旅行テックとイノベーションを中心に、旅行産業の最前線を追ってきた。しかし、旅行に関するあらゆる場面で、これまでの常識をくつがえす変革が起きている今、「新たなルール」でゲームを戦うことが死活問題になっていると説く。傍観者に終始しているなら、もはやゲームからの撤退(ゲーム・オーバー)を余儀なくされる時代。パワフルな最新ツールや戦略事例が集まったフォーカスライト・カンファレンスへの参加を呼びかけている。
詳細・申し込み ⇒「フォーカスライト・カンファレンス2025」
※期間限定の割引あり。
※トラベルボイスはフォーカスライトの公式メディアパートナーです。
多彩なプログラムとスピーカーが決定
3日間の会期中には、多彩なプログラムが予定されている。カンファレンスの中心イベント「センターステージ」では、AIアシスタントの進化で変わる旅行の検索・予約、パーソナライゼーション、AIエージェント、ホテルのロイヤリティ・プログラム、STR(短期宿泊レンタル)、DMOのオーバーツーリズム対策、デジタルIDの光と影、そのほか様々なトピックスを取り上げる。フォーカスライトのアナリストたちがステージ上に専門家やキーパーソンを迎え、インタビュー形式で率直な見解を聞くやりとりは、同カンファレンスの見どころの一つだ。
2025年の登壇が決定しているスピーカーは、エアビーアンドビーの最高ビジネス責任者デーブ・ステファンソン氏、アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルの最高プロダクト&戦略責任者 エヴァン・コンワイザー氏、ブッキング・ホールディングスの最高戦略責任者 ロブ・ランソム氏、ホッパーの最高経営責任者兼共同創業者 フレデリック・ラロンド氏、IAC会長のバリー・ディラー氏、YouTubeユーチューブのジェネラルマネジャー兼ショッピング担当副社長 トラビス・カッツ氏、他多数。
今年も、複数のスタートアップ向け企画も充実
一方、革新的な旅行サービスや新商品など、イノベーションを競い合う「ローンチ・アワード」では、優勝者のほか、オーディエンスが選ぶ「ピープルズ・チョイス」賞も贈呈している。単なるコンテストにとどまらず、提携パートナーや投資先、顧客を開拓したいと考えている旅行関係者からも高い関心を集める舞台となっている。
そのほか、35歳以下の旅行プロフェッショナルが集まる「ヤングリーダーズ・サミット」、フォーカスライトが選ぶ「ホット25トラベル・スタートアップ」の発表などが予定されている。
なお、10月末には、フォーカスライト・カンファレンス2025参加者向けのアプリおよびウェブ・プラットフォームがオープンする予定だ。参加登録時のメールアドレスへ通知が配信され、ログインすると、他の参加者とのネットワーキングや予定の詳細確認などができる。
フォーカスライト・カンファレンス2025の開催概要と参加登録の詳細は以下へ。
開催要項
- イベント:フォーカスライト・カンファレンス2025
- 開催地:カリフォルニア州サンディエゴ
- 会場:マンチェスター・グランドハイアット・サンディエゴ
- 開催期間と内容:
- 11月18日:ヤングリーダーズ・サミット、スタートアップ・プログラム他
- 11月19日・20日:センターステージ、イノベーション・ローンチ他
- 特設サイト
- 最新プログラム
- スピーカー一覧
- 参加申し込み
四半世紀以上の実績を誇るこの国際カンファレンスには、例年、世界50カ国以上から経営トップが参加している。前回2024年の参加者内訳によると、業種別で最も多いのはテクノロジーソリューション(36%)、次いで金融サービス(14%)とOTAを含む旅行会社(14%)。参加者の役職別では、最高責任者(C)レベルが最も多く、全体の42%を占めている。さらに副社長やディレクターを含めると全体の8割以上に達しており、決定権を持つキーパーソンが参加するカンファレンスであることも魅力の一つだ。
※トラベルボイスはフォーカスライトの公式メディアパートナーです。