通訳案内士試験に1658人が合格、筆記試験免除などで受験者数も大幅増加、13歳の合格者も

日本政府観光局(JNTO)によると、2014年度の通訳案内士試験に前年比38%増の1658人が合格した。2014年度は東京オリンピックに向け、インバウンドに対する関心が高まっているのに加え、筆記試験免除の対象資格も増加したことで、受験者数が前年比55%増の7290人と大きく増加。合格率は昨年よりも2.8ポイント減の22.7%と低下したが、合格者の数としては前年を大きく上回る結果となった。このうち、外国籍の合格者は42人だった。

外国語別でみると、英語が85.7%を占める1422人(合格率26.6%)と最も多く、次いで中国語が81人(8.9%)、フランス語が49人(19.4%)と続いた。少なかったのはイタリア語、ポルトガル語がそれぞれ9人(合格率:イタリア語13.8%、ポルトガル語14.5%)で、最も少なかったタイ語は1人(3.3%)。タイ語の受験者数は30人で、筆記試験合格者が1人だった。

年齢別では、最年長者は英語を受験した79歳の男性で、2013年と同年齢で過去最年長での合格となった。最年少者は英語を受験した13歳の男性で、2010年の14歳を下回り、過去最年少を更新した。

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