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主要旅行業者、総取扱額は2ヶ月ぶりプラス、海外旅行の低調続く -2013年5月

観光庁が発表した、2013年5月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報によると、主要58社の総取扱額は前年比1.7%増の5220億3146万円となり、2ヶ月ぶりに前年を上回った。国内旅行は5.3%増の3409億6187万円で4ヶ月連続のプラス、外国人旅行が49.7%増の84億3748万円で好調に推移したが、海外旅行が6.1%減の1726億3211万円で4ヶ月連続のマイナス推移となった。

このうち、海外旅行は依然として中国、韓国方面が低調。旅行商品ブランド(募集型企画旅行)に限ると、取扱額は6.7%減の547億5322万円と前月より減少幅が縮小したものの、取扱人数は17.9%減の2万9840人と2ケタ減で落ち込んでいる。会社別では、取扱額が前年を上回ったのは87社中13社で、取扱額が100億円以上の大手では日本旅行(10.6%増の119億383万円)、エイチ・アイ・エス(HIS)(2.4%増の234億9812万円)


2社のみだった。

一方、国内旅行では15社以外はすべて前年を上回った。中でも、東日観光(38.5%増の16億7027万円)、HIS(37.8%増の28億3706万円)、i.JTB(25.3%増の110億8817万円)などが大きく取り扱いを伸ばしている。旅行商品ブランドの取扱状況も、取扱額は5.5%増の722億8753万円、取扱人数は2.9%増の274万6150人で順調に推移している。