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成田空港、中間決算は新規就航や増便で増収増益、業績予想を上方修正へ

成田国際空港の2014年3月期(2013年度)中間連結決算は、営業収益が前年比4.2%増の994億円、営業利益が15.5%増の233億円、経常利益が21.0%増の200億円、純利益が26.0%増の128億円の増収増益となった。

航空機の発着回数は国際線が1.5%増の8.9万回、国内線が34.7%増の2.4万回。航空旅客数は国際線が2.3%増の1531万人、国内線が54.1%増の251万人と増加。尖閣諸島問題などの影響はあったとするものの、オープンスカイや着陸料金の引き下げなどによる国際線の新規就航や増便、本邦LCCの国内線就航で好結果となった。

着陸料の引き下げ、割引などの影響で空港運営事業は1.3%減の534億円と減収になったものの、営業利益は14.6%増の70億円と2ケタ増に。その他、旅客数の増加などによりリテール事業、施設貸付事業、鉄道事業は、いずれも増収増益となった。

通期については、上期の好調要因の持続と東南アジアを中心とする外国人旅客の増加、中国路線の回復基調を踏まえ、前回(2013年5月14日)発表した業績予想を変更。営業収益は3.0%増の1948億円(前回予想:1923億円)、営業利益は6.5%増の370億円(同:362億円)、経常利益は10.3%増の304億円(同:293億円)、純利益は18.1%増の181億円(同:165億円)と上方修正した。