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神戸市が観光情報をオープンデータ化、外国人旅行者向け観光アプリ公開で多言語情報を一般開放

神戸市とナビタイムジャパンは2015年3月30日、訪日旅行者向けの観光アプリ「KOBE Official Travel Guide by NAVITIME」をリリースした。市内の無料Wi-Fiスポットや観光拠点、免税店などの情報を地図で表示するもので、日本語のほか英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語対応。旅行者の利便性を考慮して、オフラインでも利用可能とした点が特徴だ。

iOS版とAndroid版が用意されており、今後は、市内のイベント情報などリアルタイム性の高いコンテンツの追加やオフラインでも利用できる経路探索機能の提供、観光施設との連携による「観光クーポン」表示機能も搭載する計画としている。

同市では今回のアプリ発表に伴い、今後「神戸市観光クラウドサービス」を運用、今後各種観光関連情報の「集約化」と「オープンデータ化」も実施する。この取り組みは、アプリの開発に伴い必要となった観光施設やイベント、公共交通といった各種データを市が集約して「多言語観光データベース」を管理(集約化)し、さらに提供者の許諾を得たデータについては、公的サイトや民間企業のアプリなどに提供(オープンデータ化)していくもの。加えて、地方自治体が持つ情報の集約基盤として政府が進める「公共クラウド」サービスとの連携も行うことで、さまざまなチャネルを通じた観光情報の発信や訪日旅行の促進につなげていく考え。

神戸市観光情報のオープンデータ化の仕組みは以下のとおり。

神戸市とナビタイムジャパンによる報道資料より