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位置情報ビックデータで観光動態を把握、コロプラが提出した岡山県倉敷市の事例

位置情報でゲームを提供するコロプラは、岡山県倉敷市にスマートフォンの位置情報ビッグデータを活用して作成した同市・高梁川流域圏域の観光動態や商業動態・診療圏の調査レポートを提供した。この「商業動態・診療圏動態調査レポート」を同社が自治体に提供するのは今回が初めて。

今回、コロプラが 倉敷市に提供した位置情報ビッグデータ分析レポートは、 江戸時代の街並みが残る美観地区などの観光地、主要医療機関、 主要商業施設エリア周辺を訪れた人々の移動傾向を調査・分析したもの。 倉敷市中心部は流域圏域で圧倒的な来訪者数があって送客ポンプの役割を担っている一方、 半数以上が倉敷市中心部を訪れても日帰りとなっていることが判明。 宿泊者も近隣の岡山市に宿泊する割合が高いことが数字で裏付けられたという。

この調査は、倉敷市の平成26年度「新たな広域連携モデル事業」の一部を構成するもの。調査結果は 高梁川流域7市3町における経済分野(商工、 観光、 農林分野)の成長戦略を策定していくうえで活用され予定。

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