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【図解】訪日外国人数、直近12カ月をグラフで比較してみた ―東南アジア市場4ヶ国の部(2015年6月)

日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東南アジア主要4か国(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、2015年6月はタイが前年比19.5%増の4万3400人、シンガポールが同25.3%増の2万9200人、マレーシアが同8.6%増の1万8500人、インドネシアが同9.2%増の1万7100人となった。タイ・シンガポール・マレーシアはそれぞれ6月として過去最高値を記録、4市場すべてが上半期の累計(2015年1月~6月)でも最高値となっている。

タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

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JNTOによると、タイでは6月が北海道旅行に最適な時期である認識が浸透したことを背景に、北海道ツアーを中心とする伸びがみられた。

シンガポールでは、6月1日に仏誕節の祝日があり家族旅行がしやすい日並びであった点が奏功。旅行博における共同プロモーションやビジット・ジャパン関連事業を通じた訪日意欲喚起が今後も継続するとみられる。

マレーシアでは、国内経済の堅調さを背景に多くの企業によるインセンティブ旅行が催行されたことが要因のひとつとなった。また、7月には北海道のラベンダーツアーなども予定され、さらなる需要拡大につながる見通しだ。

インドネシアでは、全体的に海外旅行者数が減少するなか、訪日旅行者数は前年比プラスを記録。ラマダン明け休暇を見据えたプロモーションが7月以降の訪日需要につながるとみられている。

(トラベルボイス編集部)