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HIS出資の新会社、レンタカー旅行者と地元ドライバーのマッチングするサービス開始、訪日客向けサイトも公開

エイチ・アイ・エス(HIS)グループのジャスタビ(Justavi)は、沖縄県で事業を開始したレンタカー利用者とレンタカーを運転するドライバーのマッチングサービスで、中国語(簡体字・繁体字)と韓国語のウェブサイトを開始する。

ドライバーは現地の情報を知る地元在住者とし、利用者がドライバーの自己紹介を見ながら旅の目的にあわせて選べるのが特徴。「ガイド経験者」「二種免許保有者」「バイリンガル」など、条件設定での検索も可能。ジャスタビはマッチング成立で旅行者から情報提供料を収受し、ドライバーへの報酬は利用者が直接支払う仕組み。

ジャスタビによると、沖縄県の訪日外国人旅行者数は2015年に776万人と過去最高を記録。そのうち約60%が、滞在中の移動手段にレンタカーを利用している。外国人旅行者の事故率は日本人旅行者の3倍以上と言われていることから、ジャスタビによって地域の事故抑制とともに、利便性や滞在中の満足度向上に寄与するとアピールする。

なお、ジャスタビはHISが2016年4月5日に設立。今後は沖縄のみならず、レンタカーの利用の多いエリアを中心に全国に展開する計画だ。ジャスタビによると、旅行者が手配したレンタカーを利用するため、旅客自動車運送事業には該当せず、普通運転免許でドライバー登録が可能。ただし、レビューシステムのみならず、ドライブレコーダーの無料貸出や安全運転講習会の定期開催など、安全運転に対する意識付けも強化。ドライバーをレンタカーの運転手として登録し、レンタカー保険が適用されることをルールとしている。

▼マッチングのイメージ

発表資料より

ジャスタビ 利用者向けサイト / ドライバー登録用サイト