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JAL連結決算は増収増益を継続、経常利益は8.8%増の976億円、通期予想を上方修正 ―2017年4~9月期

JALグループの2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~9月30日)連結業績によると、グループ売上高は6.2%増の6923億円。営業費用は6.0%増の5932億円、営業利益は7.2%増の990億円、経常利益が8.8%増の976億円、四半期純利益は9.2%増の779億円で増収増益となった。

国際線:旅客収入は7.6%増の2293億円

国際線旅客収入は7.6%増の2293億円だった。海外発と日本発のいずれも需要が好調に推移。羽田/ニューヨーク線の開設、成田/メルボルン線、成田/コナ線の新規開設などが寄与した。

営業・サービス面では、トリップアドバイザーと共同で「日本の知られざる魅力」を発信する特設サイト開設。商品面では新たな客室仕様の「JAL SKY SUITE 787」を加える取り組みも展開した。今期の供給は有効座席キロベースで前年同期比0.5%増。

国内線:旅客収入は4.6%増の2650億円

国内線旅客収入は4.6%増の2650億円。伊丹発着路線を中心にエンブラエル190型機の運航を拡大したほか、鹿児島県内の離島路線で路線を拡大したことに加え、日本エアコミューターが運航する鹿児島県内の離島路線に最新鋭のターボプロップ機ATR42-600型機を新たに投入。地方路線の利便性と快適性向上を図った。

商品面ではJAL SKY NEXT機材で無料Wi-Fiサービスにて無料化を開始。また、福岡空港や広島空港でサクララウンジを刷新したほか、羽田空港、新千歳空港、伊丹空港に続いて福岡空港で最上級レベルのラウンジを新設。顧客向けサービス向上を図った。

通期予想は売上高・営利・経常すべてを上方修正

なお、通期連結予想については売上高を7月発表の数値より180億円増の1兆3660億円に上方修正。また、営業利益は130億円増の1660億円に、経常利益は120億円増の1580億円、当期純利益は130億円増の1210億円と、いずれも大幅な上方修正をおこなっている。配当予想(中間、期末の合計)については、7月発表の96円から105円への増額を決定した。