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IBM人工知能「ワトソン」が移住希望者の疑問に対話回答、温泉施設では人型ロボットで、岡山県和気町が導入へ

岡山県和気町は2017年11月22日より、移住希望者向けのサービス「わけまろくん」を運営開始する。IBMの人工知能「ワトソン」を活用し、ウェブサイトやLINEで、24時間いつでも質問に対話型で回答するもの。自動翻訳機能により、英語での質問にも対応する。

「わけまろくん」では、これまで同町に問い合わせがあった情報をもとに学習させて最適な回答できるようにした。例えば、ゴミの分別方法など日常生活に関する内容や、子育て・介護に関する相談などに対応するほか、移住定住者向けの質問も盛り込む。

また、同町の温泉施設「和気鵜飼谷温泉(わけうがいだにおんせん)」では、人型ロボット「ペッパー」と連携。ペッパーに話しかけると案内をしてくれるようにした。

和気町は、人口約1万5000人の町。人口減少への対応策として、教育の町としての取り組みを強化。現在では、他地域からの移住者が顕著に増加しているという。

なお、同プロジェクトでは、IBMワトソンを活用したAIシステム導入支援をおこなうキャメルが和気町と共同開発を実施。ソフトバンクが提供するペッパーを活用したシステムも同社が独自開発している。

新サービスの画面イメージは以下のとおり。

キャメル:報道資料よりキャメル:報道資料より

「わけまろくん」は11月22日以降、以下のサイトの「わけまろくんの部屋」からアクセスできる。

岡山県和気町 ホームページ