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ANAが最新の輸送計画を発表、国際線は羽田/バンコク線の増便など、国内線は沖縄・先島諸島路線を増強

ANAグループは2018年度の航空輸送事業計画を発表した。

国際線は羽田・成田の特性を活かした「首都圏デュアルハブモデル」をさらに推進。6月1日から、深夜早朝時間帯を活用し、羽田/バンコク線を増便する。国内線との乗り継ぎにより、国内各地とバンコク間のアクセス利便の向上を図る。運航頻度は1日1便で、機材はボーイングB787-8型機(ビジネスクラス42席、エコノミークラス198席)を使用。これにより、成田と羽田をあわせ、東京/バンコク線は1日5便に増加する。

このほか国際線の主な増便では3月25日から、成田/成都線を現在の週4便から週7便に、羽田/香港線を週12~14便から週14便へと増便する。

機材およびサービスについては、アジア路線でビジネスクラスのフルフラットシートとプレミアムエコノミーサービスの路線を拡大。中・大型機並みの機内設備を持つエアバスA320neo型機を順次導入する。また、ハワイ路線に投入予定のA380型機、ボーイング787型機で最も長いボーイング787-10型機を受領。2019年春から運航する。

国内線の主な増便では、沖縄・先島諸島への需要に対応し、中部/宮古線、福岡/石垣線を通年運航。福岡/石垣線は通年運航とし、福岡/宮古線は新規開設する。これにより、宮古島への直行便は、既存の東京、大阪、名古屋を加えた4路線となる。

先島諸島への路線強化に伴い、沖縄本島/石垣線、および宮古線は1日1~2往復を減便。石垣/宮古線は運休となる。

機材およびサービスでは、国内線でも全席にシートモニターを装着するエアバスA320neo型機を導入。2018年度までに11機体制とする。また、4月からは機内Wi-Fiを無料で提供。機内Wi-Fiエンターテイメントも、常時100コンテンツ以上に拡充する。