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アマデウス、AI(人工知能)で航空情報の会話対応サービスを開発、LINEユーザー向けにタイで実証実験

BtoBで旅行テクノロジーサービスを提供するアマデウス社は、タイで人工知能(AI)を活用し、旅行会社と消費者をつなぐ新サービスの実証実験に着手した。チャットアプリ「LINE」利用者が対象となる。

同社はインドを拠点とする旅行系IT企業、GoHero.ai社の協力を得て、人工知能を搭載したボットサービス「@flightbot」を開発。まずはタイの旅行会社との間で、試験運用をスタート。その後、アジア太平洋地区の他のマーケットでもサービス提供を開始する計画だ。

LINEユーザーは、@flightbotとチャット形式で、航空便に関する問い合わせなどのやり取りができる。航空便の予約、出発・到着都市の情報、航空運賃の価格や各種オプションについて寄せられる質問に対し、システムがアマデウスのコンテンツの中から回答を探し出して対応する仕組み。使用言語は英語およびタイ語。

ボットが学習を重ねることで、最終的には、旅行者が抱える様々な質問に、1日24時間、いつでも会話形式で対応できる体制を整えたい考え。

また、アマデウスを利用する旅行会社向けには、利用客がチャットで決済まで完了できるシステムを開発。セキュリティが確保され、かつ無駄のない手順で実現する方針を示している。