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別府市でスマートスピーカーのAI観光コンシェルジュの実証実験、ラグビーW杯で実用化へ

アプリやシステム開発を行なうアジアクエストは、別府市や立命館アジア太平洋大学(APU)の教員等と産学官で連携し、スマートスピーカーによるAI(人工知能)観光コンシェルジュの実証実験を行なう。

アジアクエストのIoTプラットフォーム「ビーコネクトプラス」を活用し、スマートスピーカーをAI観光コンシェルジュとして、観光案内所や観光施設、温泉施設、宿泊施設などに配置。多言語対応により、訪日外国人へのスムーズな情報提供とともに、担当者の負荷削減とサービス向上を目指す。

観光案内に際しては、昭文社の多言語観光情報と、温泉に特化したゆこゆこホールディングスの情報を加え、AIが訪日客の国籍や属性に合わせた最適な情報を提供。AIの機械学習で、対話の回数や内容から観光案内の精度を定常的に国情させる仕組みも構築する。

さらにAPU教授の藤井誠一氏の協力のもと、学生からもインバウンド対応のソリューションアイディアを募集。サービス展開への応用も検討する。

実証実験は2018年11月~12月に別府市内で実施。その後、事業化検討を行ない、2019年3月以降に別府市と大分県内に展開し、ラグビーワールドカップでの実用化を目指す。

なお、同実証実験は、大分県IoT推進ラボのプロジェクトとして認定されている。