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小田急系ホテルがAIスピーカーを全客室に導入、多言語チャットボットと併用で訪日客のサービス強化

小田急ホテルセンチュリーサザンタワーは、AIスピーカーを全客室(375室)に導入した。クラウドベースの音声のほか、多言語チャットボットを搭載し、訪日外国人をはじめとしたサービスの向上を目指す。

具体的には宿泊客からフロントへの問い合わせ、貸出備品などのリクエストに対し、AIスピーカーへ話しかけることで回答、受注する。話しかけた内容がデータベースになかったり、返答できない内容・言語だったりした場合は、多言語チャットボットを起動。自動翻訳することで、ホテルスタッフが対応できるようにする。これにより、フロントへの電話の手間がなくなるとともに、スタッフの負担を軽減し、より良いおもてなしを図る。

さらに、ヒト・コミュニケーションズとTradFit社が共同開発したホテル向けチャットコンシェルジュサービスも搭載。訪日外国人客からの依頼が多い外部レストランやアクティビティなどの予約を、多言語チャットボットを介しつつ有人オペレーターによる対応を図る。同サービスは世界初、業界初だという。