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築地場外市場などで訪日客向けにデジタル情報提供、飲食店店舗スペースを有効利用で、NTT東日本やエプソンなど

NTT東日本とエプソンなど4社は、店舗のガラス面に連動したクラウドサイネージと画像認識AIを活用した、訪日客向けの飲食店プロモーションを行なう共同実験を開始した。

飲食店ではサイネージを活用した多言語でのプロモーションのニーズはあるが、サイネージ用の大型モニターなどを店舗内や外に設置するスペースを確保するのは難しい。これに対し、今回の取り組みでは店舗のガラス面を活用。ガラスにスクリーンフィルムを張り、クラウドサイネージサービス「ギガらくサイネージ」でコンテンツを投影して、省スペースのサイネージを手軽に実現する。

あわせて、スクリーンフィルムと同じ場所に情報配信デバイス「スマートプレート」を設置。来店客のスマートフォンを近づけることで、スクリーンフィルムに表示されているコンテンツの詳細情報を多言語で取得できるサービスを提供する。さらに、画像認識AIサービス「かざして案内」の活用で、店の情報が多言語で取得できるサービスも提供する。

共同実験の実施場所は、築地場外市場(Smart Refund築地場外市場、築地魚河岸)と函館(函館館ベイエリア、函館朝市どんぶり横丁市場)。クラウドサイネージでは、店舗ピーアールやマナー喚起の表示のほか、各種割引クーポンなども提供する。

共同実験の参加者の役割は以下の通り。

【共同実験参加社】

発表資料より