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LINE決算、決済事業「300億円キャンペーン」損失で増収減益、トラベル事業の取扱高は85%増 ―2019年第2四半期

LINEが2019年7年24日に発表した2019年12月期第2四半期決算(2019年4月~6月)によると、営業収益は累計(1月~6月)で11.5%増の1107億6000億円、営業費用は1339億8000億円の赤字、営業利益は218億1600億円の損失。親会社の所有者に帰属する四半期利益は266億1900万円の損失で増収減益となった。

セグメント別にみると、広告サービスやコミュニケーション、コンテンツなどで構成されるコア事業は、売上収益が963億5500万円、利益が168億6100万円で増収増益。

一方、LINE PayやLINEトラベルjpを含むO2Oなどの戦略事業は、売上収益が144億500万円、利益が384億8300万円で増収減益に。戦略事業の損失額は、前第2四半期累計(140億4800万円)の2倍以上に膨らむ結果となった。期間中に実施したLINE Payの「300億円」キャンペーン効果でアクティブユーザー数は前年比約300万人増の490万人と大きく拡大した一方、その投資費用が営業利益の大きな低下につながったかたちだ。

取扱高をみると、LINEトラベルと6月にリリースした「おでかけNOW」を合わせたトラベル領域は対前四半期85.4%増で好調。ショッピング領域の取扱高は対前年比78.8%増、グルメ領域は対前年比76.3%増といずれも2ケタの伸びとなっている。

LINE:発表資料よりLINE:発表資料より