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ANA、航空券定額制(サブスク)を開始、月額3万円で国内線指定便を月2往復、多拠点生活会員向けに

ANAホールディングスと、月額制で全国の家に自由に住める多拠点生活プラットフォームを展開するアドレスは、多拠点生活を推進し、地域活性化を目的とする航空券定額制サービスの実証実験を1月31日から開始する。利用期間は3月31日まで。今回の実証実験では、月額料金を支払っているADDress会員に対し、月額3万円の追加料金でANA国内線の指定便に限り月2往復できるサービスを提供する。

ANAは今後、対象路線や対象人数を増やしながら実証実験規模を拡大していく計画。さらに、多拠点生活以外にも関係人口の創出ビジネスを展開する事業者との連携も模索していく考えだ。

ADDressは、月額制で全国の家(登録拠点)に自由に住める多拠点コリビング(co-living)サービス。「#全国創生」をスローガンに掲げ、多拠点居住を通じ、全国活性化及び日本中のコミュニティに新たな関係をつくるライフプラットフォームを提供している。現在、全国に25拠点を展開。空き家、別荘、元民宿、古民家などを再生した拠点づくりを進めている。

ADDressは2019年4月から本格的サービスを開始し、ANAは立ち上げ時からモビリティーパートナーとして参画。多拠点生活では、拠点間の移動や拠点までの二次交通が課題となっており、ADDressではシェアリングエコノミーでの解決を検討しているところ。

今回の実証実験の実施内容は以下の通り。