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都市の空きビルで宿泊する「ビル泊」が登場、シャッター商店街の改装で、屋上テラス付きや1棟貸切など

静岡市で地域活性化に取り組むCSA travel、静岡市中心街に点在する商業ビルの空きフロアを活用した宿泊事業「ビル泊」をオープンする。

「ビル泊」は静岡市中央商店街連合会との協力で行なう事業で、経済産業省の「商店街活性化・観光消費創出事業」に認定されている。商店街ではシャッターが降りたままのビルが増えているが、特に路面店ではない2階以上の区画は入居率が低い傾向にある。「ビル泊」では、こうしたビルの空きフロアをリノベーションし、宿泊施設の客室とすることで、商店街の課題解決とともに観光需要を呼び込み、街の価値の底上げを図っていくという。

オープンするのは4棟のビルの計7室で、分散型施設として展開。各部屋は55~99平米のスイート仕様で、最大7人まで宿泊可能だ。部屋ごとに趣向を変えたデザインとし、例えば「大人女子井戸端会議室」をコンセプトにした「政豊ビル」では、バーベキューのできる屋上テラスもある。「江崎新聞鷹匠ビル」は一棟丸ごとのメゾネットタイプで、完全なプライベート空間を用意する。

宿泊料金は1室4万5100円~。4月27日まではオープン記念として、1人6930円~で提供する。