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アメリカン航空とハイアット、医療従事者に無料往復航空券と3泊分の宿泊を進呈、コロナ禍終息後の休暇を支援

アメリカン航空とハイアット・ホテルズは、新型コロナウイルスと闘う医療従事者への感謝として、ニューヨーク市のエルムハースト病院のスタッフ約4000人に、無料往復航空券と3泊分の宿泊を進呈する。新型コロナウイルス終息後に、家族とともに休息を取ってもらう支援で、旅行先はアメリカ国内およびカリブ海諸国となる。

エルムハースト病院は、アメリカで最も厳しい医療環境となった病院のひとつ。一時は集中治療室の占有率が通常の500%に達したと言われている。

両社のロイヤルティ・プログラムメンバーも、マイルやポイントを提供することで、この取り組みに参加することが可能。

また、ハイアットは、世界中の医療従事者向けに、家族や友人と利用できる特別価格を提供する。期間は2021年6月30日まで。予約は、同社ホームページHyatt.com、あるいはグローバル・コンタクト・センターを通じて行い、特別予約コード「THANKYOU」とともに、医療従事者であることを証明する情報が必要となる。

さらに、アメリカン航空は、世界大手のビジネスコンサルティング会社デロイトと共同で、医療用品の輸送を行った。デロイトが新型コロナウイルスの影響でキャンセルした予約をそのまま寄付するかたちで、上海からニューヨーク市のマウント・シナイ病院に向けて4万着以上の医療ガウンを運んだ。

このほかにも、アメリカン航空は、ホテルでの滞在を余儀なくされている医療従事者向けにアメニティキットを提供。約300万ドルをアメリカ赤十字やボランティアに寄付し、100トン以上の食料を全米各地のフードバンクに送るなどさまざまな支援を行っている。

なお、今回発表された医療従事者への無料往復航空券を含め、アメリカン航空の新型コロナウイルス対策について、同航空グローバル・セールス・ディストーション担当上級副社長のアリソン・テイラー氏が動画で説明している(日本語字幕付き)。