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米国のマスク着用、ワクチン接種完了者は不要に、一方でバスや航空機では引き続き着用を求める

米疾病予防管理センター(CDC)は現地時間2021年5月13日に、ワクチン接種者に対するマスク着用規制を緩和する新しいガイダンスを発表した。2回目のワクチンを接種してから2週間経った人が対象。

新しいガイダンスでは、職場、学校などでのマスク着用は緩和される一方、バスや航空機などの公共交通機関、ホームレスのシェルター、刑務所などのほか、接種が完了していない人にも屋内でのマスク着用を引き続き求めている。

米国では現在までに、人口の約47%にあたる1億5400万人以上が少なくとも1回目のワクチン接種を終え、1億1900万人が2回の接種を完了している。ここ数週間で接種率は鈍化しているが、12歳~15歳の子供へのファイザー製ワクチンの接種が承認されたことから、接種者は今後さらに増えると期待されている。

ただ、新しいガイダンスでは、職場や学校などでワクチン接種完了者とそうでない人を確実に区別する方法がないため、かえって混乱を招くという指摘もある。