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リクルート決算、「じゃらん」など旅行事業の売上収益は27%減、飲食は64%減  ―2021年3月期通期

リクルートホールディングスは2021年3月期通期の連結業績を発表した。それによると、売上収益は前年比5.4%減の2兆2269億円、調整後EBITDAは同25.7%減の2416億円を計上。営業利益は同21%減の1628億円、当期利益は同27%減の1314億円に減益した。

第4四半期の実績は、売上収益が前年同期比4.0%増の6131億円、調整後EBITDAが同44.4%減の307億円、営業利益は195億円(前年同期は62億円の営業損失)。

メディア&ソリューション事業の販促領域の売上収益は同4%増の4560億円。そのうち、じゃらんを含む旅行は同26.6%減の538億円、HOT PEPPERグルメを含む飲食は同64%減の141億円、ゼクシィなどを含む結婚が同42.4%減の299億円と大きく落ち込み、新型コロナウイルスによる影響を大きく受ける結果となった。

同社では、世界各国で規制の緩和や再導入が実施され、日々事業環境が変化しているため、引き続き見通しは立てにくいものの、2022年3月期の連結業績見通しを開示。2021度中に新たに大規模なロックダウンや緊急事態宣言の発出に伴う経済活動の長期的な停滞が起こらない前提に基づいて、売上収益は前年度比8%~14.6%増の2兆4500億円~2兆6000億円、調整後EBITDAが同11.7%~38.6%増の2700億円~3350億円、営業利益が同10.5%~50.5%増の1800億円~2450億円、当期利益が同6.6%~44.6%増の1400億円~1900億円と予想している。