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エアビーの総予約額が320%増、コロナ前の37%増に、長期滞在の成長率高く、欧米のワクチン接種の加速で好転  —2021年第2四半期

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オンライン旅行Airbnb (エアビーアンドビー)は、2021年第2四半期(4月-6月)の営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比300%増、2019年同期比10%増の13億ドル(約1430億円)。当期損失は、前年同期から5億700万ドル(約557億円)改善し、6800万ドル(約75億円)に減少した。調整後EBITDAは、前年同期の3億9700万ドル(約437億円)の赤字から2億1700万ドル(約239億円)の黒字に転換した。

期間中の宿泊および体験を合わせた総予約数は、前年同期比197%増の8310万件。総予約額は前年同期比320%増の134億ドル(約1.5兆円)に大幅に増加し、2019年同期比でも37%の増加となった。

第2四半期中、特にワクチン接種が進んだ米国や一部ヨーロッパでの予約が増加。2021年6月のヨーロッパ域内旅行での宿泊予約は、2019年6月よりも多くなった。

旅行スタイルでは、主要都市以外での予約や長期滞在の予約が増えた。トップ10都市での売上の割合は、2019年第2四半期の14% から7%に減少。最低28泊の長期滞在の成長率が最も高くなった。

また、欧州や北米では、都市以外のホストが前年同期から8%増加した。

同社は、2021年第2四半期中にウェブサイト、アプリ、コミュニティサポート、ポリシーなどで100以上のサービスをアップグレード。今後も、予約の柔軟性や簡素化を継続するとともに、需要回復を見据えて、ホスト獲得を強化していく。

※ドル円換算は1ドル110円でトラベルボイス編集部が算出