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LCCエアアジア、乗客へのワクチン接種を義務化、チェックインはアプリを標準に、空港カウンターだと追加料金

エアアジア・マレーシアは、同航空が運航する国内線と国際線の乗客にワクチン接種を義務付ける。未接種あるいは2回の接種を完了していない18歳未満の乗客は、接種を完了した保護者の同伴が必要となる。

また、チェックインについては、同航空のスーパーアプリで行うことも義務付ける。空港のカウンターでチェックインを行う場合は、別途追加料金を支払う必要がある。

エアアジア・マレーシアのリアド・アスマットCEOは、モバイルチェックインの義務化について、「予防接種の証明書を簡単に確認でき、FACES顔認識システムを介した非接触型決済も可能になる。これにより、カウンターでの待ち行列や物理的な接触、空港での混雑を最小限に抑えることができるようになる」と話している。

なお、エアアジアは、乗務員および地上スタッフへの接種を義務化している。米政権では、航空会社に対して12月には乗客のワクチン義務化を求めていることが報じられている。カナダ政府は6日、10月30日から航空、鉄道、海上輸送の国内交通機関の従業員および利用者に接種を義務付けると発表した。

乗客のワクチン接種の義務化は国際航空運送協会(IATA)の加盟航空会社でも議論が巻き起こっているところだ。