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米エクスペディア、2019年並みに利益に回復、好調なバケーションレンタルと国内旅行、売上高は97%増 —2021年第3四半期

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エクスペディア・グループは、2021年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表した。それによると、世界的の旅行市場では不安定な状況が続くものの、バケーションレンタルの「バーボ(Vrbo)」や国内旅行需要が順調に伸びたことから、当期利益、調整後EBITDAとも2019年同期にほぼ近い実績となった。

売上高は前年同期比97%増の29億6200万ドル(約3350億円)に増加し、当期損益は大幅に改善。調整後EBITDAも同181%増の8億5500万ドル(約970億円)と大幅増となった。

総予約額も前年同期の86億3100万ドル(約9750億円)から187億2500万ドル(約2.1兆円)に大幅に増加した。

部門別の売上高は、旅行比較「トリバゴ」を除いたエクスペディア・グループが同96%増の28億4100万ドル(約3210億円)。そのうち、リテールが同89%増の23億5100万ドル(約2660億円)、B2Bが同142%増の4億9000万ドル(約554億円)。トリバゴは同132%増の1億6300万ドル(約215億円)。

また、プロダクト・サービス別の売上高では、宿泊が全体の73%を占め、同87%増の23億ドル(約2600億円)。航空は2%で同128%増の6100万ドル(約69億円)。広告メディアは7%で同116%増の2億200万ドル(約228億円)。宿泊では、ホテル、バケーションレンタルとも泊数が増加し、平均客室単価(ADR)も上昇した。

ピーター・カーンCEOは、「第4四半期に入り、多くの国で国境再開の動きが出てきていることから、現在のところ明るい兆しが見えてきた。今後持続的な回復に向かうだろう。エクスペディア・グループは引き続き、我々のユーザー、パートナー、そして旅行業界全体に新しい道を示していく」とコメントしている。

※ドル円換算は1ドル113円でトラベルボイス編集部が算出