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欧州の旅行会社大手TUI社、2022年の予約が絶好調、前年度通期に迫る勢い、CEO「夏には2019年レベルに回復」を予測

欧州の大手旅行会社TUIは、2022年度第1四半期(2021年10月~12月)に入り、新たに140万人の予約を獲得し、2022年の今冬と来夏の旅行の予約数がすでに410万人に達していることを明らかにした。第1四半期だけで2021年度通年の予約数540万人に迫る勢いで、2019年同期比では69%まで回復しているという。

この結果を受けて、同社のフレデリック・ジョーウセンCEOは、「来夏のピークシーズンには2019年の水準に戻るだろう」との見通しを示した。一方で、オミクロン株の感染拡大次第では、移動に関する政策変更が行われる可能性があることから、今冬の商品販売は柔軟に対応していくとしている。

同社の2021年度(2020年10月~2021年9月)の売上高は前年度比40.4%減の47億3160万ユーロ(約6056億円)。クルーズやアクティビティのTUI Musementは前年を大きく下回ったものの、ホテル&リゾートは同9.5%増の4億4050億ユーロ(約564億円)を売り上げた。

支払金利前税引前利益(EBIT)は、前年度の29億2700万ユーロ(約3747億円)の損失から20億1300万ユーロ(約2577億円)の損失に改善した。

※ユーロ円換算は1ユーロ128円でトラベルボイス編集部が算出