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小田急電鉄、全70駅有人改札でQRコード認証、「デジタル箱根フリーパス」利用促進へ

小田急電鉄が2022年3月2日から、「デジタル箱根フリーパス」の利用について、小田急線全駅窓口でQRコードによる改札認証ができるようにする。新たな改札認証を導入するため、全70駅有人改札口にQRコード読取機を備えた専用端末を設置。スマホ画面に表示されるQRコード付きの「デジタル箱根フリーパス」をかざすと、改札を通過できるようにした。QR認証によって改札通過に要する時間を短縮し、よりスマートに旅を楽しんでもらえるようにする。

同社は観光地でのMaaS取り組みの一環として、スマホで周遊旅行できる「デジタル箱根フリーパス」を2020年1月に発売した。デジタルチケットで箱根を訪れる旅行者は徐々に増加し、2022年1月末時点のデジタル化率は1割超、累計販売枚数は約3万枚に上るという。

今回、QRコードによる改札認証を開始した対象チケットの一例は、デジタル箱根フリーパス2日間有効大人6100円など。MaaSアプリ「EMoT」などで販売し、小田急乗車券付き、箱根登山鉄道をはじめ8つの乗り物が乗り降り自由で、周辺約70スポットで割引優待が受けられる。