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民泊エアビー、過去10年で最大の機能アップグレード、背景は仕事場所の柔軟化や、旅行期間の長期化、旅行者がユニークな宿泊先を簡単に見つける機能も

エアビーアンドビー(Airbnb)は、旅行スタイルの変化に合わせた新機能を追加する。同社によると、過去10年で最大のアップグレードになるという。新たに導入するのは「Airbnb検索カテゴリ」と「宿泊先の分割」。

同社のブライアン・チェスキー共同創業者兼CEOは「人々は暮らす場所や仕事をする場所について、以前よりも柔軟になっている。また、旅行期間も長期化している傾向がある」とコメントし、今回のアップグレードの背景を説明している。

「Airbnb検索カテゴリ」は、旅行者が存在さえ知らなかった何百万ものユニークな宿泊先を簡単に見つけられるようにするもの。Airbnbのアプリやウェブサイトにアクセスすると、宿泊施設のスタイル、場所、アクティビティに基づいて56項目の検索カテゴリが表示され、目的地を検索すると、検索結果もその目的地に関連した検索カテゴリ別に整理される。検索カテゴリの閲覧では、自動的にマップがズームし、その宿泊先のロケーションを示す。

「Airbnb検索カテゴリ」の導入にあたっては、機械学習技術を活用し、各リスティングページの見出しタイトル、説明文、写真のキャプション、ホストからの構造化データ、ゲストによる過去のレビューなどを分析し宿泊先を評価。そのうえで、同社キュレーションチームメンバーが各リスティングを目視でレビューし、注目の写真を実際に確認する。

同社では、この機能によって、これまで見つけることができなかった宿泊先を見つけることができるため、目的地の分散化にもつながるとしている。

報道資料より

報道資料よりまた、「宿泊先の分割」は、2ヶ所の宿泊先を分割して予約ができる機能。特定の目的地を検索すると自動的に「宿泊先の分割」が検索結果に表示される。また、キャンプ、国立公園、スキー、サーフィンなどの14項目の検索カテゴリに表示され、2ヶ所の目的地に滞在するように促す。たとえば、 国立公園の検索カテゴリを閲覧する場合、「宿泊先の分割」機能でザイオン国立公園とグランドキャニオンの近くにある家の組み合わせを候補として提示する。

同社では、宿泊日数のほぼ半分は1週間以上の旅行であることことから、この機能を追加したとしている。

報道資料より