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ハワイ、ワイキキのリッツ・カールトン、運河の浄化活動に参画、特別宿泊プランで寄付も可能に

ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチは2022年5月、オアフ島最大の水路であるアラワイ運河の浄化を目的に活動している非営利団体ゲンキ・アラワイ・プロジェクトの協力パートナーになったと発表した。

ゲンキ・アラワイ・プロジェクトは今後7年間をかけ、河川浄化効果が見込まれるEM(Effective Microorganisms)技術を活用した「EMゲンキボール(EM団子)」を20万個アラワイ運河へ投下することで、安心して水泳や釣りなどを楽しめることを目指している活動。同ホテルはハワイ州観光局が推進するレスポンシブル・ツーリズム施策「マラマハワイ・プロジェクト」と連携する形でサポートする。

具体的には、特別宿泊プランとして「マラマ・ハワイ:元気・アラワイ・プロジェクト」を用意。プランを予約すると10ドル割引し、さらに同ホテルが10ドル上乗せした20ドルをゲンキ・アラワイ・プロジェクトに寄付する。20ドルは4個のEMゲンキボールの金額に相当する。宿泊プランには、ホテル内のレストランやスパで利用できる1泊20ドル相当のリゾートクレジットもセットした。

アラワイ運河は1928年に完成したが、近年では泥、有機物、ゴミなどさまざまな汚染物質が問題視されていた。