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民泊エアビー共同創設者のゲビア氏、経営の一線から引退、取締役は留任、映画制作などのスタートアップ立ち上げへ

米ロサンゼルスで2016年に開催されたAirbnb Openに登壇した共同創業者のネイサン・ブレチャジック氏、ジョー・ゲビア氏、ブライアン・チェスキー氏(左から)

エアビーアンドービー(Airbnb)共同創設者のジョー・ゲビア氏は、従業員に宛てたeメールのなかで、経営の一線から退くことを明らかにした。一方で、今後も取締役会およびAirbnb.org基金の役職としてはとどまり、共同創設者のブライアン・チェスキー氏とネイサン・ブレチャージク氏への助言は続ける。

2008年に3氏はサンフランシスコのアパートでAirbnbを創業。2020年12月には米ナスダック市場で上場を果たし、コロナ禍ながら、2022年度第1四半期の売上高は前年同期比70%増の15億ドル(約2040億円)、総予約額は同73%増の172億ドル(約2.3兆円)と好調な業績を上げた。

ゲビア氏は、退任の理由について、「Airbnbは、これまで私が関わってきた唯一の会社。私の脳やアイデアをもっと他の世界で生かしていきたい」と話し、今後はAirbnbの補完的なビジネスとして、ドキュメンタリー映画の制作や慈善事業などのスタートアップを立ち上げる計画を明らかにしている。

※ドル円換算は1ドル136円でトラベルボイス編集部が算出