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日本と台湾、双方向交流750万人に向け協力、台湾・桃園で観光関係者がサミット開催

日台観光推進協議会と台日観光推進協議会は、「2022日台観光サミットin桃園」を2022年9月2日に台湾・桃園市で開催した。「日台観光サミット 桃園宣言」として、日台双方で本格的な観光交流の再開を促し、コロナ禍以前の延べ700万人を突破し、早期の双方向交流人口750万人達成を目標とすることで一致。より緊密な連携・協力を図り、SDGsを意識した持続可能かつ低酸素観光のトレンドを実践するとしている。

今回、日本からは日台観光推進協議会会長・日本観光振興協会会長の山西健一郎氏をはじめ49名、台湾からは台日観光推進協議会会長・台湾観光協会会長の葉菊蘭氏など86名が参加した。

サミットでは、ポストコロナ時代における日台観光産業振興に向けたリカバリーについて議論がおこなわれた。交通輸送の施策では、日台双方の運航路線の再開を進めるとともに、鉄道でも最先端のテクノロジーによって快適な旅行環境を構築。旅行会社に関しては、双方の政府にリアルタイムな感染状況に応じて調整するよう働きかけ、手続きの簡素化、修学旅行を推進するとした。地方観光の振興も図る。

なお、次回の「日台観光サミット」は2023年に日本の愛知県で開催する予定。