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日本のワーケーションへの意識、認知度は上昇も経験者は1割、罪悪感から一人で「こっそり派」も

エクスペディアは、日本における「ワーケーションに関する調査」を実施し、その結果を明らかにした。それによると、「リモートワーク」の経験がある人は約6割に上ったものの、 「ワーケーション」の経験がある人は1割にとどまった。

一方、「ワーケーション」という言葉を知っていると回答した人は65%。2020年11月の調査では54%だったため、コロナ禍の2年間で10%増加したことになる。また、「ワーケーション」への意欲については、40%が「してみたい」または「またしてみたい」と回答した。

ワーケーション経験者に誰と行ったかを聞いたところ、 67%が「ひとり」と回答、 次に多かった回答は「家族・親戚(32%)」。

「ワーケーション」でよかったところについては、最も多かった回答は「仕事をしながらもリフレッシュできた(50%)」で、「仕事に集中できた、はかどった(39%)」、「仕事とプライベートの両方を充実させることができた(37%)」が続いた。

会社や同僚に「ワーケーション」であることを伝えなかった理由として最も多かった回答は「会社や同僚に対し、罪悪感があるため(42%)」。 次いで多かった回答は「家族に対し、罪悪感があるため(35%)」だった。休暇先で仕事をしていることに対する罪悪感のため、「こっそりワーケーション」をしている実態が明らかになった。

ワーケーション未経験者にその理由を聞いたところ、「周りでワーケーションをしている人がいないため(26%)」と「旅先で就業できる仕事内容ではないため(26%)」が最も多い回答となった。

このほか、ワーケーション未経験者で「ワーケーション」をしてみたいと思うと回答した人に希望の場所を聞いたところ、50%が「国内の近場の温泉旅館」と回答し、「国内の近場のリゾート(43%)」が続いた。

ワーケーション未経験者で「ワーケーション」をしてみたいと思う場所は?(報道資料より)