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JALとANA、GW実績2025、国際線旅客数は前年比10%以上増加、国内線は万博効果で関西方面が好調

ANAとJALは、2025年度ゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の利用実績を明らかにした。両社とも、国内線、国際線ともに前年度の旅客数を上回った。

国内線では、ANAの旅客数が前年度比1.9%増の134万7229人となり、搭乗率も同3.9ポイント増の74.6%となった。方面別旅客数では、関西方面が同8%増、北海道方面が同6%増と好調。大阪・関西万博が開催されている関西方面は、搭乗率が8割超え、全方面の中で最も高くなった。

JALグループの旅客数は同3.9%増の109万1282人で、搭乗率は同4.3ポイント増の77.0%。特に北海道、沖縄、関西方面で前年を上回る旅客数となった。

国際線、2社とも旅客数2ケタ増

国際線では、ANAの旅客数が同10.9%増の25万7936人、搭乗率は同3.2ポイント増の79.9%。欧州方面が好調で、方面全体の旅客数が前年比1.6倍、うち日本発旅客数も前年比1.3倍と伸長。昨年度、新規就航した羽田/ミラノ、ストックホルム、イスタンブール路線はいずれも搭乗率が8割を超えた。

また、成田/ソウル・バンコク・シンガポール線を運航するエアージャパンの旅客数は同18.4%増の1万5969人、搭乗率は同10.3ポイント増の80.8%と高い実績を残した。

JALの旅客数は同14.2%増の23万3094人、搭乗率は同8.0ポイント増の84.2%。方面別では、北米、欧州、東南アジア路線を中心に旅客数は前年を上回った。

JALグループのLCCジップエア(ZIPAIR)は、旅客数が同4.9%増の4万3163人、搭乗率は同1.4ポイント減の78.3%だった。