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ロイヤル・カリビアン、自社のクルーズ客専用の寄港地を拡充、メキシコ・ユカタン半島に2027年開業へ

世界大手クルーズ会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、2027年秋、ユカタン半島のアマルアルにプライベートデスティネーション「パーフェクトデイ・メキシコ」を開業する。ロイヤル・カリビアンのクルーズ乗客だけに開放する場所で、テーマパークのようなアトラクションやプール、ダイニング、バーをそろえ、乗船客を楽しませる。2020年に開業したバハマの「パーフェクトデイ・アット・ココケイ」に続く2カ所目となる。

プライベートデスティネーションとは、クルーズ会社が専用の寄港地やリゾート地のこと。新たな「パーフェクトデイ・メキシコ」は、約80ヘクタールの敷地内に、7つの異なるテーマエリアで構成。ウォータースライダー、アドベンチャープール、流れるプール、子供向けプール、18歳以上限定のエリア、ライブミュージック、無料で楽しめる飲食店などを備え、さまざまな年齢層に対応する。

ガルベストン、ニューオーリンズ、フロリダの各港から出航する西カリブ海クルーズに組み込む予定で、2025年秋から予約を開始。ロイヤル・カリビアン社長兼CEOのマイケル・ベイリー氏は「その土地ならではの完璧な一日とビーチでの極上の時間を提供していきたい」などとコメントしている。

カリブ海に面したアマウアルは、コスタ・マヤ遺跡やプラヤ・デル・カルメンなどへの観光の玄関口となるコスタ・マヤ港を擁し、ロイヤル・カリビアンのクルーズも数多く寄港している。