バリューマネジメント社は、2025年7月から同社が展開するブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」の「佐原商家町ホテル NIPPONIA」で、千葉県指定有形文化財の三菱銀行佐原支店旧本館（佐原三菱館）での結婚式の販売を開始する。千葉県香取市と佐原三菱館の指定管理者「小野川と佐原の町並みを考える会」との間で実施協定を締結。歴史的建造物を新たに利活用し、結婚式によるまちおこしを図る。

佐原三菱館は大正3年（1914年）に建てられ、三菱銀行佐原支店として使われていた地域のシンボル。赤煉瓦が印象的なルネサンス様式の洋服建築で、和風の建物の囲まれた中でも調和を保っている。現在は住民が中心となって立ち上げた「小野川と佐原の町並みを考える会」が管理しており、今回、日本の伝統的な町並みの中で洋館を活かしたレトロモダンウェディングを提案する。

挙式プランのほか、前撮りやフォトウェディングプランも取り扱う。同プランを通し、地域のシンボルを結婚式で活用することにより、関係人口の創出、地域経済や文化継承への貢献を目指す。挙式および披露宴プランは30名で191万5738円など。

佐原三菱館での挙式を終えた後は、佐原の町並みを眺めながら、小野川沿いの美しい風景とともに、地元の酒造「馬場本店酒造」の元酒蔵を利活用した披露宴会場へ移動する内容だ。結婚式後もまちを堪能してもらえるように、新郎新婦と参列者全員に地元事業者と連携して特典を提供する「ウエディングパスポート」も用意する。

なお、佐原商家町ホテル NIPPONIAはこれまでも、元酒造の蔵をホテルのフロント・レストランだけではなく、結婚式場としても活用するほか、香取神宮挙式や花嫁舟など佐原のまちの資源を生かした結婚式を用意している。

地元事業者と連携したウェディングパスポート