トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

観光庁、DMO体制整備事業で48法人を採択、外部専門人材の登用、中核人材の確保・育成、安定的な財源の確保を支援

観光庁は、「観光振興事業費補助金(世界に誇る観光地を形成するためのDMO体制整備事業)」でDMO48法人を採択した。この事業は、観光資源の所有者、宿泊事業者、アクティビティなどの事業者、旅行会社、交通事業者などの地域の多様な関係者との合意形成によって、安定的かつ自立的な経営を行う体制整備に向けた取り組みを支援するもの。登録DMO、地方公共団体が対象となる。

専門的知識や外国人目線を有する外部専門人材の登用への取り組みでは35法人、中核人材の確保育成は13法人、安定的な財源の確保は11法人をそれぞれ採択した。

外部専門人材の登用では、関東広域観光機構や大雪カムイミンタラDMOなどを選定。外国人旅行者が快適かつ安全に周遊・滞在できる受入環境の整備、インバウンドに関するデータ分析と、それに基づく誘客/観光消費戦略の策定、国外向けの戦略的な情報発信・プロモーション、外国人旅行者に選好される魅力的なコンテンツの開発・強化を支援する。

中核人材の確保育成では、するが企画観光局、神戸観光局など選定。採用活動、他DMOとの人材交流、先進的な海外観光地域への視察、研修・セミナーなどの受講を支援する。

安定的な財源の確保では、長崎国際観光コンベンション協会、長野県観光機構など選定。安定的な財源の確保のための計画の策定、宿泊税、入湯税、入域料等の地方税、受益者分担金・負担金等の導入に向けた合意形成に向けた勉強会、シンポジウムなどの開催を支援する。