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ギリシャも猛暑、観光客は暑さ対策に追われる、建設作業員は屋外活動の禁止も

写真:ロイター通信

2025年6月最終週の金曜日、ギリシャの首都アテネでは気温が40度を超える猛暑に見舞われた。アクロポリスを訪れた観光客は傘や扇風機で身を守り、地元住民は屋内に避難した。欧州の最南端に位置するギリシャの夏は、暑く乾燥している。しかし、近年、その傾向は気候変動の影響で長期化、激化し、山火事や大洪水が発生している。

この日、政府は建設作業員と配送員に対して、午前9時から午後5時まで屋外活動を禁止し、不要不急の外出を控えるよう勧告した。

一方で、観光客には逃げ場がない。米国ペンシルバニア州からの観光客は、「このような熱波を経験したことはない。大理石とコンクリートで囲われたアクロポリスではとても暑くて、まるでコンクリートのジャングルのようだった」と振り返った。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。