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高速バスをホテル代わりに利用する乗客が増加傾向、万博効果で大阪への訪問ニーズも高まる ―ウィラー会員調査

WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)は、WILLER会員を対象に、3回目となる夜行バスの利用傾向と宿泊についてのアンケート調査を2025年6月に実施した。

その結果によると、「直近2年で宿泊料金が高くなったと感じる」との回答は70.2%に上り、前回調査(2025年3月)比で5.9ポイント、前々回調査(2024年10月)比では10.5ポイント上昇した。地域別では、東京(71.7%)、大阪(73.1%)、新潟(78.0%)、神戸(77.1%)、札幌(77.0%)など都市部で高い割合となった。

「宿泊料金の高さを理由に夜行バスを利用したことがある」との回答は68.5%。前回比で4.1ポイント、前々回比で6.2ポイントの増加した。

また、「直近2年以内に訪問した都市」では、大阪が61.7%と最も高く、前回調査(2025年3月)比で11.6ポイント増加。万博の開幕により大阪への訪問ニーズが高まったことが背景にあるとしている。

報道資料より「目的地周辺で宿泊施設が満室で予約できなかった経験がある」との回答は45%。満室だった都市としては、東京(28.9%)、大阪(23.4%)、福岡(20.9%)が挙げられ、そのうち「目的地周辺のホテルが満室だったことを理由に夜行バスを利用した経験がある」との回答は、約4割が「ある」と回答した。

報道資料より