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岩手県宮古市、地域通訳案内士の制度開始へ、インバウンド誘客を強化

観光庁は2025年7月、岩手県宮古市が申請した地域通訳案内士育成計画を了承した。地域通訳案内士は、特定地域内で、報酬を得て、通訳案内(外国人に 付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすること)を業としておこなうもの。宮古市を含む「みちのく潮風トレイル」の認知度の高まりや外国クルーズ船を利用した旅行者の増加、三陸ジオパークが世界ジオパーク登録を目指していることなどから、地域通訳案内士制度を活用する。

地域固有の歴史・地理・文化などの情報に精通し、研修受講、各種試験を経て登録される。通訳案内をおこなうのは宮古市全域で対応言語は英語。地域通訳案内士は7月1日時点で43地域が導入しており、登録者数は4031人となっている。