
世界大手ホテルチェーンのアコーは、既存の地域別サブスクリプションサービスをグローバルプラットフォーム「ALL Accor+」に統合する。アコーは、これまでアジア太平洋での「Accor Plus」、ブラジルの「ALL Signature」など地域プログラムの開発でサブスクリプションサービスを展開してきた。
新たなALL Accor+は、「Explorer」「Voyager」「ibis」「Signature」の4つのサブスクリプションオプションで構成。世界30ブランド4500軒のホテルを網羅する。各オプションは、会員の好みや旅行行動に合わせてカスタマイズ可能で、会員限定の宿泊割引、ALL Accorロイヤルティプログラムのステータス獲得・昇格、会員限定オファーなどの特典を用意する。
最上位のプレミアムカード「Explorer」は、「Accor Plus」を刷新したもの。特典には、「1泊購入で1泊無料」、宿泊15%割引、アジア太平洋地域での食事30%割引・ドリンク15%割引、30泊ステータスナイトでステータスが自動的にアップなどがある。年会費は年間215ユーロ(約3万7000円)。
「Voyager」はコストパフォーマンスに優れたカードで、2026年1月から同社グループの30以上のホテルブランドで年間を通して15%割引される。20泊ステータスナイトでステータスが自動的にアップするほか、チェックイン2日前の客室確約とプレミアムカスタマーサポートも提供する。年会費は年間199ユーロ(約3万4000円)。
「ibis」は、予算重視の旅行者向け。ibis、ibis Styles、ibis Budgetのホテルブランドでの宿泊が15%割引になるほか、10泊ステータスナイトでステータスが自動的にアップし、チェックイン2日前の客室確約とプレミアムカスタマーサポートも受けられる。料金は年間99ユーロ(約1万7000円)。
「Signature」は、ブラジル人旅行者に特化したプログラムとして存続。2026年にサブスクリプションのラインアップにリブランドされる予定。
※ユーロ円換算は1ユーロ173円でトラベルボイス編集部が算出