トリップ・ドットコム・グループは2025年第2四半期の営業実績を発表した。それによると、予約件数は前年同期比で60%以上増加したほか、中国へのインバウンド旅行予約件数は同100%以上増加、越境旅行のホテルおよび航空券の予約は2019年同期を120%以上、上回った。

この結果、売上高は同16%増の148億人民元（約3110億円）となった。部門別に見ると、宿泊の売上高は同21%増の62億人民元（約1300億円）、交通チケットは同11%増の54億人民元（約1134億円）、パッケージツアーは同5%増の11億人民元（約230億円）、法人旅行は同9%増の6億9200万人民元（約145億円）となった。

費用面を見ると、プロダクト開発費で主に人件費の増加によって2024年同時期比17%増の35億人民元（約735億円）、販売・マーケティング費用は同17%増の33億人民元（約693億円）、一般管理費は同2%増の11億人民元（約231億円）。

最終的に、2024年第2四半期の純利益は、前年同期の39億人民元（約819億円）から49億人民元（約1030億円）に増加。調整後EBITDAも前年同期の44億人民元（約924億円）から49億人民元（約1030億円）に増加した。

同グループのジェーン・スンCEOは、「旅行業界のあらゆる分野で力強い勢いがある。これからも世界中の旅行者にシームレスな現地体験を提供するためサービスの強化を進めていく」とコメントしている。

*人民元円換算は1人民元21円でトラベルボイスが算出