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国交省、貸切バスの運賃・料金を引き上げ、ドライバー不足の解消へ、賃金水準の引き上げ原資を確保

国土交通省は、2025年9月26日付で貸切バスの新たな運賃・料金を公示した。貸切バスの運転手不足の解消には賃金水準を全産業平均給与額まで引き上げることが不可欠との認識から、その原資を確保するために引き上げたもの。貸切バスの運賃は、利用者保護と安全確保を目的に国土交通省が基準額を定めている。

貸切バス事業者は、2025年10月24日までの間に運賃・料金の変更を届出。届出日から11月1日までの間であれば任意の日程で適用できる。

また、経過措置として、新たな運賃・料金の実施日までに運送の引受を合意した場合には、契約締結が実施日以降でも、従前の運賃・料金による額を適用することができる。

大型バスの1時間あたりの金額の一例では、北海道では5570円から6080円に、関東では6580円から7190円に、近畿では7390円から8040円に、沖縄では5230円から5710円に、それぞれ引き上げられた。