短期アルバイト(お手伝い)と旅を組み合わせた観光人材マッチングサービスを提供する「おてつたび」は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、JR東日本スタートアップと連携し、シニア世代に特化した関係人口創出に取り組むと発表した。
今回の取り組みは、JR東日本のスタートアッププログラムに採択されたもので、地域共創をテーマに進められる。
JR東日本が展開するシニア向けネットワーク「大人の休日倶楽部」とも連携し、鉄道旅と就労、交流を組み合わせた新しい旅行モデル創出を図る。JR東日本沿線の宿泊業や農業の深刻な人手不足解消に貢献するほか、これまで観光地として認識されていなかった地域にも鉄道で訪れるという旅の動機を生み出し、沿線地域の活性化と鉄道利用者の増加につなげる。
すでに、福島県の旅館「大黒屋」、宮城県・青根温泉「湯元不忘閣」といったJR東日本沿線地域の事業者とのマッチングをおこなっている。今後は「大人の休日倶楽部」会員向けにも共同プロモーションを展開するほか、参加してみたいが不安があるシニア層に対し、会員限定の入門講座を開催し、最初の一歩を後押しする計画だ。
おてつたび代表取締役CEOの永岡里菜氏は「鉄道で地域を訪れ、お手伝いを通じて地域の方と交流する ことが、シニア世代の新たな生きがいとなり、地域の新たなファンを創り出す。地域の未来のために挑戦していきたい」などとコメントしている。