中東のLCCフライドバイ(flydubai)は、ボーイング737MAXを75機、総額130億ドル(約2兆円)で追加発注した。さらに、同航空はボーイング機をさらに75機購入するオプションも保有する。
これに先立ち、同航空はドバイ航空ショーでエアバスA321neoを150機、総額240億ドル(約3.8兆円)で発注している。
エミレーツ航空もエアバスA350-900を8機を追加発注した。総額は公示価格で34億ドル(約5340億円)になる。加えて、ドバイ航空ショーではボーイング777-9を65機発注しており、その総額は公示価格で380億ドル(約6兆円)になる。
フライドバイとエミレーツ航空の両会長を務めるシェイク・アハメド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム氏は、「今後、増加する旅行需要に対応できる態勢を整えるためには、積極的な機材計画が不可欠。この需要は今後も増加し続けると確信している」と述べている。
両航空が拠点とするドバイ国際空港の今年の旅客数は、すでに7010万人に達しており、今年は過去最多を更新する見込み。昨年の旅客数は過去最多の9230万人だった。ドバイでは、この急激な需要増加に対応するため、新たに5本の滑走路を備えたアル・マクトゥーム国際空港を整備中。そのプロジェクトの総額は約350億ドル(約5.5兆円)になる。
ドバイ・ワールド・セントラルにあるアル・マクトゥーム国際空港は、2005年から開発が開始され、2010年6月に貨物輸送が開業、2013年10月からは旅客便の発着も開始している。
現在の予測によると、2032年の同空港の年間旅客数は1億5000万人に達すると見込まれている。
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