東日本旅客鉄道(JR東日本)はモバイルSuicaをアップデートし、2026年秋から新たにコード決済サービス「teppay(テッペイ)」を提供開始すると発表した。2027年春にはパスモと提携し、モバイルPASMOでも「teppay」を提供する。いずれも既存アプリがあれば、新たなアプリダウンロードや登録が不要で、「teppay」の機能として「コード決済」「残高の送付」「オンライン決済」などが利用できる仕組み。
モバイルSuica・モバイルPASMOのトップ画面をリニューアルし、teppayボタンを追加。残高には銀行口座、ATM、ビューカードで入金できるようにし、モバイルSuica・モバイルPASMOの交通系ICへのチャージも可能になる。このほか、モバイルSuicaとモバイルPASMOの間でteppay残高を「送る・受け取る」ことが可能。ショッピングについては、コード決済で交通系IC残高の上限額(2万円)を超える高額の買い物に対応する。決済時には全国160万カ所以上の提携店でteppayポイントを付与する。
画面イメージ
特定地域では「地域限定バリュー(バリチケ)」機能も提供する。特定地域に限定して利用できるバリュー(残高)で、各自治体のプレミアム商品券、キャッシュレス還元事業などの活用を見込む。
馴染みの決済手段に「まとめたい」ニーズに対応
また、同社はキャッシュレス決済に関する調査結果を公表。2025年10月17~20日に一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の15~69歳男女、1500人を対象に実施したもので、キャッシュレス決済の利用が広がる一方、約9割が「多様化・複雑化に何らかのストレスを感じている」と回答。「決済手段をなるべく分散させたくない」(76.1%)」、「種類が増えすぎている・乱立している(70.3%)」といった声が多かった。
発表資料より
さらに、生活者の76.1%が「決済手段をなるべく分散させたくない・まとめたい」と考えており、「決済手段をまとめるなら、馴染みのブランド・サービスにまとめたい」との回答が77.5%と大多数を占めた。一都三県の生活者におけるSuica/PASMO所有者は84.3%と高い所有率になっており、コード決済の導入で利用者の満足度向上を図りたい考えだ。