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仏ルーブル美術館、外国人の入館料を45%値上げ、2026年1月14日から、大人1人32ユーロに

写真:ロイター通信

パリのルーブル美術館は、EU域外からの観光客の入館料を2026年1月14日から45%値上げすると発表した。先ごろ発生した王冠、宝石の盗難事件で美術館の老朽化が露呈したことから、施設の改修費用を補うためにおこなうもの。これにより、EU域外およびアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを含む欧州経済地域(EEA)域外からの観光客の入館料は大人1人32ユーロ(約5760円)となる。

フランス政府から警備強化を促されたルーブル美術館は、今後6年間の改修工事を進めるとともに、2026年末までに100台の外部監視カメラを設置する。

2024年にルーブル美術館を訪れた来館者は約900万人。その約4分の3が外国人だった。今回の値上げによって、年間1500万~2000万ユーロ(約27億円~36億円)の追加収入が見込まれている。

ルーブル美術館のほかにも、ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル礼拝堂、パリ・オペラ座、ロワール渓谷にあるシャンボール城なども、来年に値上げをおこなうと予想されている。

※ユーロ円換算は1ユーロ180円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。