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サンリオ、大分県のテーマパーク「リゾート化計画」発表、ファンや地元との共創型開発、新たなホテルの建設も

サンリオエンターテイメントは、大分県日出町のテーマパーク「サンリオキャラクターパーク・ハーモニーランド」のリゾート化に向けた基本構想を発表した。

大分の美しい自然、温泉、食文化、地域のあたたかいおもてなしと、サンリオならではのエンターテイメントを融合し、新しいリゾート体験を創出していく。

リゾート計画は、構想段階からファンや地元と共にエンターテイメントを考える共創型の開発手法で進めていく。国内外を問わず、誰もが参加できるコミュニティを「ハーモニーランド未来共創室(仮称)」として立ち上げ、リゾート内の施設や装飾デザイン、グッズ、メニュー、移動手段などを開発していく方針。

基本構想はハーモニーランドの雄大な地形を活かした「天空のパーク」。一年中、快適に過ごせる大屋根の整備、ロープウェイや電動モビリティなど移動のしやすさを高める仕組み、新規施設やアトラクションのリニューアルなどを検討していく。さらに、隣接するエリアに新たなホテルの建設も視野に入れる。

ハーモニーランドは、1991年に誕生し、2026年に35周年を迎える。2024年12月には、大分県と「将来的なエンタメリゾート化」を含む包括連携協定を締結。それ以降、「大分ハローキティ空港」愛称化や、ハーモニーライナー(大分空港・杵築駅・ハーモニーランドの直通ラッピングバス)などさまざまな観光促進・地域活性化施策を進めてきた。