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日本サービス大賞、内閣総理大臣賞はナビタイムのインバウンドアプリ、観光分野の受賞が続々

日本生産性本部 サービス産業生産性協議会は、「革新的な優れたサービス」を表彰する第5回「日本サービス大賞」を発表した。応募総数768件の中から、最優秀賞である内閣総理大臣賞はナビタイムジャパンの訪日観光ナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」が受賞した。

「Japan Travel by NAVITIME」は、2013年にサービス提供を開始。インバウンド向けに観光情報、旅行プラン作成・予約、経路検索などをワンストップで提供している。現在、13言語に対応し、月間ユニークユーザー数は200万に上る。そこから得られたデータを分析し、地域活性化に寄与している。

日本生産性本部 サービス産業生産性協議会は、旅行に必要な機能と情報をワンストップで提案する優れた価値提案、地域や観光事業者と連携し新たな観光資源発掘に協力、新たな体験価値を創造する共創型プラットフォームである点が特に評価されたとした。

なお、同アプリは、2024年にツーリズムの発展・拡大に貢献した持続可能な優れた取り組みを表彰するジャパン・ツーリズム・アワードで経済産業大臣賞を受賞している。

観光分野での受賞が続々

第5回「日本サービス大賞」では、合計33件が受賞した。Akippaの「地域の駐車場不足と交通渋滞を解消する、駐車場シェアサービス『アキッパ』」、ヤマップの「山を歩きたくなる!登山アプリ『YAMAP』共助の仕組み」が国土交通大臣賞を受賞した。

このほか、観光に関わる分野では、パムローカルメディアの「沖縄県民のおでかけを応援するサイト『ちゅらとく』」、わっかの「しまなみ海道の魅力を世界へ!12種のサイクリングサポート」が地方創生大臣賞を受賞するなど、観光の事例が目立っている。

日本サービス大賞委員会委員長(産業戦略研究所代表)の村上輝康氏は、「先進デジタル技術の利活用は当たり前になっているが、同時に、サービスを担う人のココロと身体で実現する、手作り感に満ちたサービスイノベーションも健在だ」などとコメントした。