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世界観光映像アワード2025、国部門の最優秀賞はスイス政府観光局、最も影響力のある観光映像部門では「ヒルトン京都」が選出

第37回世界観光映像アワード(World Tourism Film Awards)が発表された。「世界観光映像アワード」は、その年に制作された世界最高の観光映像を表彰する、国際的に権威あるイベントのひとつ。国際観光映像祭委員会(CIFFT)が主催し、観光地、観光商品、観光サービスをプロモーションするための映像を審査・表彰している。

今年の表彰式は、2025年12月4~5日に、ポルトガル・ギマランイス市で開催された。受賞作品は世界各地で開催された9つの国際映像フェスティバルでの受賞結果と、それに基づくCIFFTランキングで決定された。

国単位のプロモーション作品で1位となったのは、スイス政府観光局の「Falling for Autumn」。同局は、3年連続で1位となった。このキャンペーン動画には元テニス選手のロジャー・フェデラーとデンマーク人俳優マッツ・ミケルセンが起用され、コミカルな演出の中でスイスの秋の魅力をアピールした。


地域部門の作品では、コロンビアのラ・グアヒラ州政府が制作した「Discover La Guajira」、都市部門ではスペインのコニル市が制作した「Conil, land and sea conceives」がそれぞれ1位となった。

観光商品部門ではポルトガル政府観光局の「Portugal’s Unwritten Recipe」、観光サービス部門ではマドリード観光局の「Centro Danza Matadero」がそれぞれ最優秀賞を受賞した。

このほか、2025年の最も影響力のある観光映像には、スロベニア観光局、スウェーデン政府観光局、ザルツブルク州観光局、スイス・インターナショナル・エアラインズなどともに、日本からヒルトン京都も選ばれた。