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全日本空輸(ANA)は2025年12月、トラベルテクノロジー大手のトラベルポートと提携し、同社の次世代小売プラットフォーム「Travelport+(トラベルポートプラス)」を通じたNDC(New Distribution Capability)コンテンツのグローバル展開を開始した。NDCとは、国際航空運送協会(IATA)が策定した航空券や関連サービスの情報伝達に関する新流通規格。
今回の協業により、ANAは世界40市場において、トラベルポートに接続する旅行会社に対し、NDCを用いた運賃および各種付帯サービス(アンシラリーサービス)を順次提供する。これにより旅行会社は、従来のシステム環境では取り扱いが困難だった有料座席オプションなどを含む多様な商品ラインナップへ、よりシームレスにアクセスできるようになる。
提携にあたり、ANA上席執行役員CX推進室室長の大前圭司氏は、「当社の流通戦略を大きく前進させる重要な取り組み。世界40市場において、これまで以上の商品アクセスと質の高い予約体験を提供していく」とコメント。また、トラベルポートのグローバル・バイス・プレジデント、ダミアン・ヒッキー氏も、「ANAの流通トランスフォーメーションを支援し、航空会社小売のあるべき姿をともに実現できることを誇りに思う」と述べ、両社の長年にわたる協力関係を強調した。
ANAは今後もNDCの積極活用を通じ、グローバル市場での販売拡大を図るとともに、パーソナライズされた顧客体験の提供を推進していく方針だ。