観光庁は2026年1月、第3回「サステナブルな旅アワード」の表彰式を都内で開催した。同アワードは、地域資源の保全と経済の好循環を両立させたモデルなどを顕彰するもの。大賞を受賞した富山県西部観光社「水と匠」(砺波市・南砺市)のプロジェクトをはじめ、全国から10団体が選出された。なお、三重県明和町からは明和観光商社の2事業を含む計3件が選出された。
表彰式に登壇した村田茂樹観光庁長官は、「同アワードは、地域全体の好循環な仕組みづくりのモデルを拾い上げ、業界内での横展開を図ることが目的。高付加価値な旅行商品の提供とビジネスモデルへの変革を期待している」と述べた。
また、審査委員長の小林英俊氏(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)は講評で、今年の応募内容に関して「持続可能な経営理念を持つ事業者の増加や、若いIターン・Uターン組による新しい感覚の取り組みが目立つ」と指摘。また、しっかり価値に見合う値付けができている内容が多い点に触れ、高付加価値化を実現できていることに対して「『稼げる』商品づくりの広がりにより、日本のサステナブルツーリズムが新しい段階に入った」と評価した。
受賞団体・商品は以下のとおり。
大賞
- 富山県西部観光社 水と匠(富山県砺波市・南砺市)/カイニョお手入れツアー~次世代へ紡ぐ、散居村保全と循環型社会の再生~
準大賞
- BASE TRES(静岡県松崎町)/伊豆半島の森と海とを循環させる、リジェネラティブ・ガストロノミーツアー。
地域未来賞
- 鮎里ホテル(清流山水花あゆの里)(熊本県人吉市)/The Best of Kuma Valley 人吉球磨を巡る特別な旅
- エルボスケ(鳥取県八頭町)/地域と連携、季節毎に里山の自然を探究するシリーズ
- Inaka Travel Akita(株式会社遊名人)(秋田県仙北市)/角館半日ツアー~職人と文化と食を巡る旅~
特別賞
- 十日町市観光協会(新潟県十日町市)/十日町縄文ツアーズ
- NELCrew(三重県明和町)/祓川ワンダーカヤック:生命あふれる奇跡の祓川で学ぶ時空を超えて自然とつながる旅
- 南信州観光公社(長野県飯田市)/南信州こだわりの旅
- 明和観光商社(三重県明和町)/革新する和紙を使った伝統工芸 伊勢志摩擬革紙クラフト体験
- 明和観光商社(三重県明和町)/「一日氏子」体験~神様と地域を支える一員になる特別な一日~